おはぎとぼたもちの違いとお彼岸
お彼岸の由来や意味、お墓参りの文化
彼岸という言葉は、サンスクリット語の「パーラミター」の漢訳「到彼岸」の略だといいます。
元々仏教の用語で、「煩悩に満ちた現世である此岸(しがん)を離れて修行を積むことで煩悩を脱して、悟りの境地に達した世界(彼の岸)に到達する」という意味をもちます。
春彼岸の彼岸入りの日となります。
彼岸(ひがん)は雑節の一つで、春分・秋分を中日とし、前後各3日を合わせた各7日間(1年で計14日間)である。この期間に行う仏事を彼岸会(ひがんえ)と呼ぶ。
最初の日を「彼岸の入り」、最後の日を「彼岸明け」(あるいは地方によっては「はしりくち」)と呼ぶ。
俗に、中日に先祖に感謝し、残る6日は、悟りの境地に達するのに必要な6つの徳目「六波羅蜜」を1日に1つずつ修める日とされている。
今年の2018年の
春彼岸と秋彼岸は下記の通りです
2018年 平成30年 |
3月18日(日) | 3月21日(水) | 3月24日(土) |
▼春彼岸
3月18日(日)・・彼岸入り
3月21日(水)・・彼岸の中日(春分の日)
3月24日(土)・・彼岸明け
2018年 平成30年 |
9月20日(木) | 9月23日(日) | 9月26日(水) |
▼秋彼岸
9月20日(木)・・彼岸入り
9月23日(日)・・彼岸中日(秋分の日)
9月26日(水)・・彼岸明け
彼岸と言えば、牡丹餅やお萩ですが、
名前の違いを知ってますか?
こしあんがおはぎで、粒あんがぼたもち? 米粒が残っているのがおはぎで、完全に餅になっているのがぼたもち?大きいのがぼたもちで、小さいのがおはぎ?全てひっくるめて、高級なのがおはぎ?おはぎとぼたもち以外にまだ別の名前があるってホント?
おはぎとぼたもちの本当の違い
実は、おはぎとぼたもちは基本的に同じもので、違うのは食べる時期だけなのです。では、ぼたもちとおはぎをこう書くとどうでしょう?「牡丹餅」「お萩」。ピンときた方もいらっしゃるかもしれません。
ぼたもちは、牡丹の季節、春のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く牡丹に見立てたものなのです。一方、おはぎは、萩の季節、秋のお彼岸に食べるものの事で、あずきの粒をその季節に咲く萩にに見立てたものなのです。
では、何故牡丹の方にだけ餅が付いたのでしょうか?その由来は、「倭漢三才図会」に「牡丹餅および萩の花は形、色をもってこれを名づく」とあり、牡丹餅がぼたもちになり、萩を丁寧に言っておはぎになったというのが、最も一般的な説です。
よって、春はぼたもち、秋はおはぎと春秋使い分けないといけないのですが、今は年中おはぎで通すお店が圧倒的に多いようです。
夏と冬にも別名があった!
春はぼたもち、秋はおはぎと春秋使い分けないといけないんですね、と書いて1年が経った頃、新たな情報が舞い込んできました。夏と冬にも違う呼び名があるらしいが知らないか?と。なんてことだ!早速調査してみました。
夏のおはぎは「夜船」
→ 搗(つ)き知らず → 着き知らず、となり
●夜は船がいつ着いたのか分からないことから「夜船」となったようです。
夏の夜船。月を水面に浮かべて波間を行き交う屋形船などを思い起こせばいいのでしょうか。なんとなく夏と夜船がシックリくるところが不思議です。
冬のおはぎは「北窓」
おはぎは餅つきと違い、杵でつかないのでペッタンペッタンと音がしない。だから、いつついたのか分からない、までは同じです。ここからの変化が違います。漢字に注目です。
→ 搗(つ)き知らず → 月知らず、となり
●月の見えないのは、北の窓なことから「北窓」となったとのこと。
寒い冬に北の窓。雪がシンシンと降り積もる外を北窓から眺めている状況でも想像してみましょうか。冬と北窓もイメージが結びつきそうです。
季節感と風情のおはぎ
昔の人は、おはぎ1つをとっても4つの名前をつけるほど、自然や季節との結びついて、遊び心もありながら風情もあったんだと感心させられます。忘れてはいけない日本の心を思い出させてくれるようです。
春の「ぼたもち」
夏の「夜船」
秋の「おはぎ」
冬の「北窓」
美しい風情の日本語がこんな身近なおはぎに隠されていたんですね。
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